Studio 2019 : 「オブジェ・アイコン・モニュメント」
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〈オブジェ・アイコン・モニュメント〉

text by 竹山聖

かつてアドルフ・ロースは「真の建築は墓とモニュメントのうちにしかない」と書いた。ネアンデルタール人が死者に花を手向け、現生人類が音の出る楽器を作り、洞窟に絵を描いた時から、 人間は空間に目覚め、過去と現在と未来の概念を知り、共同体の結束を意識した。やがて身体を超えるスケールを持つ建築という空間芸術の力を磨き上げるようになった。都市が築かれ、都市の要には常に建築があった。建築という行為の根元には記憶を刻み込むという営為がある。時間と空間を畳み込むという思考がある。建築の有する力を再確認し、その上でこの力を強め、歪め、弱め、消し、きらめかせ、輝かせ、・・・そうした空間加工のイメージをのびのびと広げていきたい。


プロセス

「オブジェ・モニュメント・アイコン」やそこから派生する概念を分析し解釈することで生まれた、都市や建築に対する各々の問題意識を共有し議論したのち、京都市を中心としたの15 km四方のエリアを9分割し、それぞれ5km四方の区画を無作為に割り当て課題を進めた。その区画の中から「オブジェ・アイコン・モニュメント」に関わる事象を取り出し、各自の問題意識と照らし合わせる中で、 空間加工における新しいイメージを見つけ出していく。

WORKS & ANALYSIS